ファミコン版『女神転生II』装備禁止プレイ

この日誌はたしか2005年くらいにブログに書いたものを編集したものです。

開幕編

電池切れが心配なので『女神転生II』を始める事にしました。 これが最後のメモリアルプレイになるでしょう。

せっかくなので何か制限プレイをしたい。とりあえず3つほど案を。

1)ボス以外倒しちゃだめ
2)仲魔を呼んじゃだめ
3)装備しちゃだめ

まず1番について思考実験を。最初のボスはミノタウロス。これをレベル1のまま倒さなければならない。 仲魔になりうる最もレベルの低い悪魔はピクシー。これがレベル2。よって仲魔を作る事は不可能。 攻撃系アイテムを手に入れる機会は無い。 …万に一つも勝ち目なしと見た。よって1番は却下。

次に2番。仲魔召喚禁止。 …これって女神転生というゲームの根幹を否定してませんか。よって却下。

残った3番。装備禁止。 おそらく可能です。素手でも敵にダメージを与える事が可能である事を先ほど確認しました。 尋常ならざる苦戦が予想されますが、これにチャレンジしてみます。根気が続く限り。

ゲームスタートすると、まずゲーム内ゲーム「デビルバスター」開始。 ここで名前の登録を求められます。 デビルバスターのゲーム中の登場人物であるヒーローとヒロインはともかく、 なぜ後ろで見ているだけの親友の名前まで登録を求められるのか。

名前について10分ほど悩んだ挙句、次のように登録しました。

ヒーロー:マリオ
ヒロイン:ヒ゜ーチ
しんゆう:ルイーシ゛

最後のメモリアルプレイにふさわしい、やる気あふれるネーミングです。

デビルバスターでゲームオーバーになった時のルイージのお言葉 「はははっ マリオ シンデ シマウトハ ナニゴトダ ってやつだな」 2036年にもドラゴンクエストシリーズは生き残っている事が予言されました。

東京タワーの魔女編

装備禁止攻略を本格的に開始。

まずマリオのアビリティ配分の方針。素手では攻撃力が期待できないため、攻撃は一切上げない。 知力と運も上げる余裕がないと判断。体力と機敏だけを集中して伸ばす事に。 ピーチは体力、知力、機敏の三つを均等に。 機敏は防御力にも影響するため、装備禁止ルールの元では特に重要度が増すはず。

仲魔も攻撃魔法もない最序盤は大苦戦。 まず最も弱い悪魔であるはずのグリーンスライムに攻撃が一切無効。 おそらく素手攻撃はガン相性として扱われています。 次に弱いウィルオウィスプにもガンは効きにくく、仲魔を呼ばれてしまってなかなか倒せず。 なんとピクシーやコボルトの方が倒しやすい始末。そんなこんなでレベル4まで上げる。

レベル4。ジオを持つカーバンクルが仲魔になります。というわけで即ミノタウロス戦。 最後列に配置したカーバンクルがジオを二度唱える間、他の全員で防御。なんて卑怯な戦法。 犠牲者もなく勝利。4レベルアップしてレベル8に。

ミノタウロスから奪ったしず玉を邪神像に捧げると、神の使いと名乗る魔王パズスが登場。 ヒーローたちを救世主と呼ぶ。マリオには悪魔召喚プログラム、 ルイージには魔力(ザンマの魔法)をくれる。さらにシェルター内にネビロスが侵入した事を伝える。 ゲームの中ではなく現実世界での戦いが始まる。この展開にルイージ大興奮。 プレイヤー的には、このタイミングで現れたネビロスは間違いなくパズスの仕業だとわかるところ。

ルイージをレベル5まで鍛えたところでネビロス戦。 仲魔を犠牲にしつつルイージがザンマ3発連打して勝利。レベル10に。 ネビロスを倒すと、羽田のチェックマンが炎の割り符をくれる。 この時チェックマンが出した遣いの「おんなのこ」って誰?やっぱりピーチだろうか。

品川で邪悪な魔女ピーチの噂を聞く。プリンセスホテルのオルトロスに会い、素直に仲魔に加える。

ここでパズスが魔女ピーチを倒すよう通信を送ってくる。 芝への通路に現れるジャバウォーク。ルイージのザンマ1発で終了。 するとメシア教徒があらわれ「救世主の印として」ソロモンの指輪をくれる。レベル12に。

芝の東京タワーの入り口の結界を突破するため、オルトロスを召喚する必要があるがマッカが足りず。 まず有明に行き闘技場でオルトロスを戦わせて稼ぐ。有明ではピーチは善良な魔女という事になっている。

そのまま魔女の元へ。オルトロスと魔女とは浅からぬ因縁がある模様。 魔女と一触即発の状態になりながらも、なんとか会話で和解…したかったのですが 途中、操作ミスで選択肢を誤ってしまい先制攻撃を受ける。1ターンでマリオとルイージまとめて即死。 カロンと初の御対面。気を取り直してもう一度トライ。無事和解。 すると今度はルイージが怒ってオルトロスと共に去っていく。パズスに心酔してたからなー。 代わりにピーチがパートナーに。 パズスからの通信。「早くその魔女を見捨てなさい」

ここまでおよそ五時間ほどでしょうか。 機敏さを大きく伸ばしているためか、逃げるコマンドはほぼ確実に成功します。 思ったより楽勝ムード。進むにつれて攻撃力はともかく防御力の低さが効いてくるはずなので油断はできません。

銀ブラ編

魔女ピーチと共に渋谷へ。ここは邪神バラムが支配する街。 バラムを倒さなければならないのですが、ここでイージーミスが発覚。 バラムと戦うためには知力8が必要なのに、うっかり知力を上げ忘れていました。 仕方なくバラム戦は後回しにする事に。水の割り符だけ貰ってくる。

水の割り符があると銀座に渡れます。 銀座の寺の僧から、地下に巣食うバジリスクを倒すよう言われる。

バジリスクの出現ポイントへ向かう途中、鈴木さんから「鈴木の名刺」をもらう。 これは鈴木カンパニーの社長に会うためのアイテム。 同姓とはいえ別人の名刺で社長に会えるのは不思議。

バジリスクにはブフラオストーンと仲魔の魔法を適当に撃ち込んで終了。 レベルが3つ上がって15に。知力8を確保。 寺の僧から阿弥陀力をもらう。

渋谷へ戻り、ハチ公像から魔界の一画へテレポート。 神獣ナーガがクチナワの剣で地面に縫い止められている。 阿弥陀力の霊力で剣を引き抜き、ナーガを救出して仲魔に。 ナーガはレベル30。今の主人公の倍ですがいいんでしょうか。

そして本題のバラム戦。ブフラオストーンで動きを封じつつナーガのジオマを2発。 ブフラオストーンは便利すぎる。レベル17に。そしてバラムの祭壇の裏にあった月のピラーを入手。

銀座から地下道を通って後楽園方面へ向かう。 銀座周辺の地下道のややこしさは異常。攻略本のマップもわかりにくい。

途中、氷漬けにされたルシファーを観光。さらに鈴木カンパニーへ立ち寄る。 ガードマンに「鈴木の名刺」を渡すと社長室へ通される。鈴木社長はマリオ達の事も知っていたらしい。 後々わかる事だが、社長はサタンの化身。ここでルシファーを監視している、と。

地下道の脇道に入るとDr.バクタの研究所がある。世界征服のためにわや姫を開発しているらしい。 バクタの脅しに屈せず抗戦する構えを見せると態度が一変、協力的に。 アナミランを材料として渡し、ペトラノンを精製してもらう。 さらに地下道を進むと、石化された地霊アトラスがいる。先ほどのペトラノンで救助し仲魔に。 アトラスのレベルは25。ナーガほどではないが十分強力。

ちなみに道中の戦いでレベル18になりました。

他に地下道で得られる情報は、ヒロコがディーバ教の手先に誘拐された事。 ディーバ教は魔王バエルを奉ずる組織であり、パズスのメシア教と対立している。 ヒロコはルイージの恋人。ルイージは現在パズスの下で動いている。 要するにヒロコはメシアとディーバの対立に巻き込まれた形です。

後楽園に到着。ここと池袋ではそれぞれボス戦が待ち受けていますが まずは一気に新宿まで駆け抜け、チェックマンでセーブを。 そしてアトラスを召喚するため、羽田に戻って資金を貯める。

ここまでのプレイ時間、約10時間。 逃走に2~3回失敗すると死者が出る、つらい展開になってきました。

メシア教崩壊編

突然ですがここで「インセンス禁止」の条件を加える事にしました。 難易度はほとんど変わらないと思います。

新宿はパズスのお膝元です。チェックマン以外の建物には 全て結界が張られており、侵入できません。探索は後回しに。

後楽園へ舞い戻る。 「コロシアムで俺の悪魔にかなう奴はいない」と豪語する悪魔使いが居るので 「日本じゃあ二番だ」と切り返して戦いを挑む。(注:実際のゲームにはこんなセリフはありません) 幽鬼ヴェータラを出してくるが、アトラスのハンマハンで1発。レベルが19に。 悪魔使いから土の割り符を強奪。「この者、悪魔使い」とカードを書き残したかどうかは定かではない。

さらに池袋へ。この道中でレベル20に。ザコを適当に倒しただけで4桁もの経験値を得られる事に驚く。

池袋では、まず廃屋の壁に書き残された魔王アスモダイからのメッセージを読む。 「イザナギとイザナミを助けたければ東京大仏まで来い」と。 これはただの罠なので無視してあげます。アスモダイとの決戦はゲーム後半、魔界で。

続いてサンシャインビルに突入。ヒロコを誘拐した怪獣アポリオンとの戦い。 いつものようにブフラオストーンではめ殺…すつもりが、ピーチより先に敵が動く。 機敏さで5ポイントも勝っているのに。幸い死者は出ず。無事勝利して逆さ十字を拾う。 逆さ十字はイベント用アイテムなのに、通常の消費アイテムと同じ欄にあります。 使ったり捨てたりできますが、いいんでしょうか。メンドいのでそのあたりは検証しません。 ついでにヒロコも救出。ヒロコはルイージを信じているそうで。 彼が心を入れ替えた時に渡すよう、ソロモンの指輪を託される。レベル21に上昇。

蛇足。どの攻略本を見ても、アポリオンのHPは760と書いてあります。これは多分間違い。 計算上は40×19÷2+3で383になるはずです。実際、そのくらいのダメージで倒しました。 メーカーから出版社に出したデータが間違っていたのでしょうか。 さらに蛇足。Google先生の電卓機能って便利ですね。「÷」みたいな記号や漢数字でも計算してくれます。

池袋にはまだまだイベントがあります。その前準備として新宿周辺で戦い、8000マッカを貯める。 この過程で何だかレベル24になった気がします。 そして再びサンシャインビルへ。今度の目的は右腕を食いちぎられる事。 五階にある真実の口を模した顔のレリーフ。その口の中にある水星のピラー。 ピラーを取ろうと手を伸ばすと口が閉じる。さようなら我が右腕。 ここでしか見られない希少なバッドステータス「LOSARM」。一歩ごとに失われるHP。 銀座へ急行。サイバネティック研究所へ駆け込む。サイバネティックアームを右腕に。 手術費は8000マッカ。なぜか都合よく8000マッカを持っています。 これによりCOMPの容量が7体から10体に増えました。

いったん銀座へ戻り、今度は上野方面へ。 上野に着いたらまず西郷隆盛の像から魔界へテレポートします。悪魔も居ない狭い区画です。 ここでは妖刀ニヒルが手に入ります。装備禁止なので意味はありませんが。

続いて上野のディーバ教本部へ。満月時、逆さ十字を持って聖地へ行くとサバトに参加できます。 サバトを取り仕切る夜魔レオナルドはこちらの素性に気づいているようで、戦闘に。 レオナルド自体はとても弱いのですが、ヤツは戦闘中にサバトマを唱え、次々と悪魔を召喚します。 一度のサバトマで三体の悪魔が連続出現し、これをレオナルドは最大四回まで唱えます。 ちなみに四回目を唱えた後、レオナルドは逃げてしまうので、また最初から戦わなければなりません。 召喚される悪魔はどうも固定のようです。メモしたので書き残しておきます。

サバトマ一回目:サルガタナス→ラルウァイ→コカトライス
サバトマ二回目:セイレーン→ビワほうし→オロバス
サバトマ三回目:ウィプリ→ジャンキー→ラルウァイ
サバトマ四回目:セイレーン→サルガタナス→コカトライス(このコカトライスを倒すと同時にレオナルドは逃走)

レオナルドに何度も逃げられて遊んだ後、ブフラオストーンで足止めして仕留めました。 木星のピラーを入手。レベル25に。

またまた池袋へ。サンシャインビルの五階にいる看護婦に会うと風の割り符を貰えます。 この条件はレオナルドを倒している事。

雑多な用事が済んだので、いよいよ前半の山場の一つ、魔王パズスとの決戦に向かいます。 まず新宿の北にあるマンモンの門へ。バエルの配下である邪神マンモンがいます。 この先に進みたければ、と、パズスの首を取る事を命じられます。 そのために新宿地下道の結界を破る「バエルの爪」を渡されました。

これを使って地下から新宿に潜入。パズスが待ち構えるビルを駆け登ります。 最上階、パズスの部屋の前に立っているルイージ。 「世界を救うにはお前では役不足だ」とオルトロスを放つ。 役不足の誤用については見逃してあげましょう。適当に攻撃するとオルトロスは去っていきます。 「次はこうはいかないぜ」かっくいい捨て台詞を残して逃げていくルイージ。

パズスとの邂逅。「ルイージ様が真の救世主でした。ゆえにマリオはこの世に無用」そうですか。 この戦いはブフラオストーンを連打してもなお苦しいものになりました。 たまに先に動かれてピーチが即死しますし、敵の知力が高いためか弱点であるはずの氷結、破魔も威力を削がれます。 加えて、魔王はその種族特典として、HPが通常の計算で求められる値のおよそ2倍になります。 (逆に言えばそれ以外の種族は、例えボスであっても、HPの計算式は通常のザコと同じです) 三度目の挑戦で無事勝利しました。火星のピラーとパズスの首を入手。 苦労の割にはあまり経験値は得られず、2レベルアップに留まりました。レベル27。

ここまでのプレイ時間、約15時間。

助けよや、猫又よやよや編

パズスの首をたずさえて、再び邪神マンモンに会いに行く。 首を渡すよう言われるが、渡しても結局戦いになるので、ここは拒否してみる。 この人は異様にすばやいので(機敏値16。こちらは23。なのに約1/2ほどの頻度で敵が先に動く) ブフラオストーンはあまり役に立たずじまい。 但し相手はマカジャマなど、あまり脅威にならない行動を繰り返してくれたので、比較的楽勝でした。 2レベルアップして現在のレベルは29。 ちなみに「パズスの首」も消費アイテムの欄にあります。ジャマなのであとで捨てます。

マンモンの門を通れるようになりましたが、こちらに進むのは後回し。 パズスを倒した事で自由に通れるようになった新宿の地下道を通って、中野へ。 ここのメシア教会で「IDコード」を教えてもらう。 …パズスが倒れた事を知らないのだろうか?とか、なぜ教えてくれるのか?といった疑問は忘れる。

続いて銀座経由で渋谷へ向かいます。インテリジェントビルへ。 先ほどのIDコードを入力することでビル内部へ侵入。 暴走したマシン類や警備システムの攻撃をかいくぐり、三階のコンピュータにアクセス。 バーチャルRPG「デビルバスター2」が始まります。

デビルバスター2の内容は、よくある論理パズル。4人の子供のうち誰がウソをついているかを当てるもの。 くだらないパズルはどうでもいいので本命のケルベロスに会いに行く。 「ある方の命により半世紀近くお待ちしておりました」との事。 ある方とはナカジマだろうな、という推察はできます。

ウソをついている子供=怪獣ニトホッグの正体を暴いて倒す事が最終目的になるのですが。 ムリ。 マッカもアイテムも持ち込めませんので、命綱のブフラオストーンもなく。ロクに仲魔も呼べず。 ニトホッグに勝てないどころか、勝負の舞台に立つ事すら難しいありさまです。 無理にニトホッグを倒さなくてもゲームは問題なく進みますので、すっぱりあきらめる事にしました。 ちなみにこれを倒せばデビルアナライズが手に入ります。

…デビルバスター2からログアウトすると、仲魔が全てCOMPに引っ込んでいるのはどういう事か。 こちらの世界には充分な額のマッカがありますので、大事には至りませんでしたが。 レベル40のケルベロス様を従えて意気揚々と渋谷を後にします。 レベルのわりには攻撃力・防御力が低い気がするのはきっと気のせいでしょう。

マンモンの門へ戻り、さらにその先へ。風の割り符で川を渡ると西新井大師があります。 ここにいる僧に突然「試練を乗り換えたなら真の救世主と認めましょう」とかなんとか言われて ダンジョンへ飛ばされます。このゲームの僧ってこんなのばっかりか。 ここに現れる純和風ネコマタとの会話に失敗してボロボロにされた時に閃いたのが今回の副題です。「助けよや、猫又よやよや」 道中でレベルアップし、レベル30に。そしてここのボス、怪獣ヴリトラとの戦い。 一度だけ炎を浴びましたが、ブフラオストーンの力で危なげなく勝利。これでレベル31に。 元の世界に引き戻され、僧から金星のピラーを授けられます。

西新井大師から南へ。 画面いっぱいに広がる毒の沼エリアを抜け、夢の島のチェックマンに到達。

渋谷に戻りラグの店へ。次のダンジョンで必須となるコアシールドを入手しておきます。 土の割り符を使って海上を移動し、巨大な海亀ザラタンに呑み込まれる。 ザラタンの体内はダンジョンになっています。ダメージゾーンだらけなのでコアシールドを使用。 体内に転がっている骸骨の脇に落ちていた土星のピラーを拾います。 その後、この体内に住み着いているらしい薄汚い男に所持金の半額を支払い、外に出してもらいます。 どこからどうやって出たのかは考えないことに。脱出するとバエル城が目前です。

ちなみにこのダンジョンの攻略に三時間ほどかかりました。 群れで現れるアムドゥシアスのハマダインが強すぎる。逃走に2回も失敗すれば即ゲームオーバーです。 何度目かのチャレンジで脱出に成功した時も、仲魔2体とピーチが犠牲になっていました。 多分ここがこのゲーム最大の難所だと思います。ここでの戦いでレベル32に上がりました。

バエル城。ここでも何度かゲームオーバーを喫したものの、何とかバエルの部屋まで到着。 部屋の前にはルイージが立っています。 「間違った道を進んでいたのは俺の方かもしれない。だが後悔はしない。バエルは任せろ」 こう告げて単身バエルの部屋へ飛び込むルイージ。マリオ達はルイージが召喚した悪魔に足止めされます。 出現する悪魔はフルーレティ→スパルチ→ハクマ ブ トゥの順。 全て倒すとバエルの部屋から凄まじい物音が。そして途絶える。部屋に駆け込むとルイージが倒れています。 「パズスにだまされた愚か者の最期だ。お前の道が正しかった。バエルを倒してくれ」だそうです。 魔王バエルの高笑い。「今日は愚か者がよく来る。親友の仇を討ってみるか?」 苦戦を予想しましたが、そうでもなく。パズスとの苦戦に懲りて以来、機敏さのみを伸ばし続けた成果か。 手持ちのブフラオストーンが尽きたのとほぼ同時に、バエルにとどめを刺す事ができました。 これで2レベルアップ。現在レベル34。

いずこからともなくカエルさまが光臨めされたので丁重にお迎えする事に。 「とどめを刺しますか?」みたいな信じられない選択肢が出たような気がしましたがたぶん気のせいです。

瀕死のルイージ。バエルから「嘆きの玉」を奪っていた、と言います。 この玉について説明しようとして力尽き、そのまま息絶えるルイージ。 嘆きの玉と引き換えにソロモンの指輪をルイージの指に付けてやるマリオ。 良いシーンのつもりかもしれませんが名前が全てを台無しにしています。

ここまでのプレイ時間、約21時間。

お魔界ですが編

ところでマリオ達はまだ知らないことですが、 ルイージはバエル城に乗り込む前に、銀座で氷漬けにされていたルシファーを復活させています。

悪魔たちは大きく二つの勢力に大別されると推測されます。 ・唯一神-サタン-パズスのラインを軸とした勢力 ・それに対立する、ルシファー-ベルゼブブ-バエルの勢力

この対立構図が正しいとすると、ルイージの行動は不可解です。 元々パズスの下にいながら、パズスが倒されるとルシファーを蘇らせ、 かと思えば今度はバエルを討とうとしたわけです。

考えられる可能性は二つです。 一つはそもそも悪魔たちの勢力が二つに分かれているという仮説自体が間違っているという可能性。 『真・女神転生』以降のロウ-カオス軸の概念に囚われすぎているのかもしれません。

もう一つの可能性は、ルイージは別にどちらの勢力に加担していたのでもない、というもの。 ルイージは単純に、東京を悪魔の支配から解放する使命感のようなものに従って行動していた。 神の使いと名乗ったパズスを心の底から信奉し、その言葉のままに行動した。 そしてそれが倒されると、新たな拠りどころ、東京を解放する力を持つ存在を探した。 それがルシファーだった。

ストーリーの考察はこれくらいにして、話を進めます。 最後のピラーを手に入れるため後楽園へ。闘技場では記念大会が開かれています。 五連勝すると記念品として太陽のピラーをもらえます。 てきとーにディスクナイトやらナーガやらダンバラやらを出して勝ち進み、 最後の五戦目には満を持してケルベロスを投入。 ケルベロスが強いかと言われれば微妙なのですが、せっかくなので。 対戦相手は怪獣スキュラ。経験上これは楽勝です。

銀座と後楽園を結ぶ地下道から脇道へ入ります。途中、怪獣ティアマットと遭遇。 これはブフラオストーンで完封。35レベルになりました。 さらに脇道を進むと、東京を壊滅させた気象破壊ミサイルの爆心地に到着。 七本のピラーをその中心に突き立てると、それらは地面に吸い込まれ 代わりに一柱の巨大な柱が現れます。さらにその柱の周囲を一回りすると おそらくは轟音とともに地面が割れ、土煙と共に中世ヨーロッパ風の城が姿をあらわします。

中に入るとそこには平将門公の姿が。 「汝をかの地へと導かん」との言葉と共に、魔界の一角へと転送してくれます。 さらに嘆きの玉の力で嘆きの谷へテレポート移動。

嘆きの谷に着いてしばらく歩くと、嘆き村が見えます。 ここの住人はゾンビや怪人ばかり。敵対するわけではありませんが。 魔王アスモダイに関する情報が得られます。 南にある洞窟に棲んでいる事。そしてイザナギとイザナミがアスモダイに連れ去られた事。

いくつかのダンジョンを抜けて、アスモダイの洞窟へ向かいます。 道中、一度も逃走に失敗しなかった事もあって、アスモダイの部屋まで楽々到着。 ザコとの戦闘でレベルが36に。そしてアスモダイとの戦闘。 アイテム欄を埋め尽くしたブフラオストーンを使い果たしてもアスモダイは全く倒れる気配がなく。 ラミアーのラクカジャを何重にも重ねて、さらに宝玉をいくつも使って何とか倒しました。 経験値が初の5ケタを記録。レベル37に。アスモダイが持っていた狂いの玉を入手。 イザナギを救出し、感謝の言葉を述べられます。 しかしイザナミはベリアルにさらわれたらしい。イザナミも助けて欲しい、と改めて要請されます。 イザナギは近くで見守るとの事。いいから仲魔に入れよ。

次のイベントに備えてウンディーネを用意。 アスモダイの洞窟の付近にあるダンジョンの奥にある地底湖へ向かいます。 地底湖にて敵影発見。センサー作動。敵は怪獣ヒドラ。その数8。 8体いるのは多分首が8本という事なのでしょう。 装備禁止のルールの下では、多分これがゲーム中最も激しいボス戦になります。 ブフラオストーンでは8体の敵を完封できません。 マリオかピーチが攻撃されたら即死するのも覚悟で、防御を捨てて二人でブフラオストーンを連打。 途中、一度だけマリオが攻撃を受けましたが運よく生き残り、勝利。 経験値30720ポイント。4レベルアップしてレベル41に。 これでマリオの機敏さが最大値(35)に達しました。

ここからが地底湖での本来の目的です。 ウンディーネが語りかけてきます。「水の声が呼んでるわ。行かせて?」 行かせないとストーリーが進まないので承諾。 しばらく待つとウンディーネは潮満玉を持って戻ってくる。「あなたにあげるわ」 ちなみにこのウンディーネはこの直後に鬼神のランクアップ合体に使われました。むーざん、むーざん。

ここまでのプレイ時間、約25時間。 そろそろマリオも知力を上げて魔法に耐性を付けたほうがいいかもしれません。 主に最終ボスとの戦いに備えて。

魔界放浪記編

アスモダイから奪った狂いの玉の力で狂いの原へテレポートします。 少し歩くと狂いの村が見えます。 神を蘇らせる反魂香が魔王モロクの神殿にある、という情報が得られます。

ベリアルの城は、その周囲を炎に囲まれ、近づくことができません。 地底湖で手に入れた潮満玉を使います。滝のようにあふれる水。炎が消え、城へ入れます。 地下一階。イザナミが幽閉された部屋の前には固定敵としてマシン タロスが出現します。 このタロスは特殊なボスで、何度倒してもこの場所に来るたびに復活します。逃げる事も可能。 部屋からはイザナミの思念の声が。イザナミは既に死に、朽ち果てており、もはや魔法も無駄との事。

城の最上階で魔王ベリアルと遭遇。メディアハンを使う難敵です。 ブフラオストーンで完封したかったところですが攻撃力が足りず、 アイテムを使い果たしても敵は生き残っています。 ラクカジャを4回ほど重ね、さらに敵をPOISON状態にして攻撃力を削ぐと 装備のないマリオやピーチもそれほど大きなダメージを受けなくなりました。 ベリアルのMPは99。メディアハンの消費MPは10。当然9回しか使えない、と思っていたのですが、 どうも平気で10回、20回と際限なく使ってくる模様。その回復量は100~200程度っぽい。 不毛な長期戦になりましたが、とりあえず勝利。2レベルアップしてレベル43。怒りの玉を入手。

怒りの玉の力で怒りの地へ。毒の沼地を抜けて怒りの村に到着。 魔界の料理店、ビストロアングリーがあります。メニュー5品の中から次の二つを購入。 ・珍味ディナー(フォアグラ ニラ炒め定食/キャビア丼/トリュフの土瓶蒸し) ・ゴージャスセット(フナムシの踊り食い/ウジピラフ/カマドウマの唐揚げ/熱帯魚の握り寿司) なぜか消費税3%が掛かります。 他に村人らしき悪魔人から一つの依頼を受けます。 妖精の子供たちが魔王モロクにさらわれたので助けて欲しい。モロクの神殿は村の北西にある、と。

モロクの神殿に向かうには、まず河を渡らなければなりません。 渡し守の怪獣モーラ。先ほどの珍味ディナーを見ると目の色を変えて欲しがります。 あげるとおいしそうに平らげ、お礼に向こう岸に渡してくれます。

怒りの門。ノームが手をかざすと門は音もなく開きます。 ウンディーネの時と違い、特にセリフはありません。 このノームも後ほど聖獣のランクアップに使われる事は言うまでもありません。

ダンジョンを抜けると、怒りの橋の前に邪神エキドナが立ちふさがります。 危なげなく勝利。というか弱すぎる。レベルも上がらず。「ださいの玉」を入手。「ださい」って何?

ようやくモロクの神殿に到着。魔王モロクとの戦い。このモロクもメディアハンを使います。 しかし今回は充分に強い仲魔を用意しています。ブフラオストーンがなくなる前にHPを削りきれました。 2レベルアップしてレベル45。迷いの玉を入手。

ベルフェゴールを倒してヴァジュラを受け取るイベントは意味がないので無視。

迷いの玉を使い、迷いの森へ。このエリアには素早い敵が多く、逃げにくい。 迷いの村に向かうルートはダンジョンになっています。 ダンジョンの途中、水晶の柱に閉じ込められたソードナイトを発見。 シルフが語りかけてきます。どうやらシルフはこの封印を解くことができるようです。 シルフは呪文を唱える。「水晶の呪縛よりソードナイトを解き放て!」…それ、呪文? 祈りは通じて、解き放たれるソードナイト。 シルフは照れながら言う。「お願いです!彼と私を邪教の館で一緒にして下さい」 その組み合わせは天使ケルビムになるから、やだ。ソードナイトのままの方が強いし。 ソードナイトはアスタロートに逆らったために封印されていたのだそうです。 「シルフの姫、ありがとうございます」もう好きにやっててください。 仲魔になりたいというので是非もなく承諾。妖魔ソードナイトはレベル60。

迷いの村に到着。冷酷で残忍な魔王アスタロートは北の城に居る、という情報が得られるのみ。

アスタロート城に近づくと、突然睡魔が襲います。抗う術もなく眠らされるマリオたち。 しばらくして目を覚ますと、今まさにアスタロートがピーチを誘拐して飛び去るところ。 追いつく事はできず。助け出すには城に乗り込むしかありません。 城内での戦闘で大幅にレベルアップしてレベル50に。 そして魔王クッパ…じゃなかった、アスタロート。やはりブフラオストーンのお世話に。 この戦いでは頻繁に先手を取られたものの、マリオには一度も攻撃が来なかったのでセーフ。 レベルは1つしか上がらず、現在51。恐れの玉を入手。そしてピーチを救出。

ここまでのプレイ時間、約31時間。

これもいきもののサガ編

何か前回の記事で「迷いの村」と書いていた箇所があったように思いますが 正しくは「眠りの村」です。お詫びと共に訂正申し上げます。

恐れの玉を使い、恐れの山へ向かいます。 到着するとすぐ目の前に暗黒の門が。入るといきなりダンジョンです。 このあたりまで来ると、逃げ回るよりも戦った方が結果的に損害が少なく済みます。 さらに戦闘のたびに4桁の経験値が。というわけで1つレベルアップして現在のレベルは52。

ダンジョンの中にあるハエ村に到着。住人はみな基本的にハエ人間です。 とある村人がビストロアングリーからテイクアウトした「ゴージャスセット」に気づき、勝手に食べ始めます。 そして叫ぶ。「ウマイぞーーー!」あなたはどこの味皇ですか。 そして褒美にと、みあらかの石(御殿の石?)をくれます。 他の村人からの情報として、みあらかの指輪(御殿の指輪?)の力でルシファー神殿へ行ける事と ベルゼブブ王がその力を知っている事がわかります。

さらにダンジョンの奥へ。 それにしても夜魔サウォバクの強さは異常。逃げられない上にムドハンマやテンタラフーを乱発してきます。 行動させたら負けなので、相手はボスでもないのにブフラオストーンを使用せざるを得ません。 4~5体で現れたら行動を防ぎきれないので、まずゲームオーバーです。 この行程でさらに大きくレベルアップしました。レベル56。

ダンジョンの最深部で魔王ベルゼブブと遭遇。 ここで突然、先日バエル城に光臨めされたカエルさまがお散歩をはじめました。 するとベルゼブブは「わが分身!かつて唯一神に我が身を引き裂かれた屈辱」などと よくわからない事を口走ります。 そしてあろう事かカエルさまに呪いをかけ、醜い魔神バアルの姿に変えてしまうのでした。 この魔神バアルは、仲魔となって恩に報いると言います。さらにみあらかの石を指輪へと変えてくれます。 バアルはレベル58ですが、率直に言って攻撃力が低いので戦力外です。ただサマリカームはそれなりに有用。

以前エキドナから奪っていた「ださいの玉」を使って、辺境の島へテレポートします。 着いたところには一つの塔が。これはアドンの塔。 以前、池袋にあったアスモダイのメッセージに従って東京大仏へ向かった場合は この地へ飛ばされるはずでした。

アドンの塔の最上階に登ると、そこにはイザナギの姿が。そしてみあらかの指輪が輝きます。 テレポートさせられた場所はルシファー神殿。ここにもイザナギがいます。 そういえばまだイザナミを蘇らせていません。というか反魂香すら手に入れていません。 イザナギの言葉「イザナミを助けて欲しかった」それはあなた自身の手でどうぞ。 5つの玉を捧げるように言われます。嘆き、狂い、怒り、迷い、恐れ。 光と共にそれらは融合し、一つの玉になります。希望の玉。

希望の玉の力でルシファー城にテレポートします。そして労せずルシファーの部屋に到着。 サウォバクがいないダンジョンなど恐れるに足りません。 手元の攻略本には既に階段の位置が書き込んであります。よくやった15年前の自分。 ちなみにダンジョン内で1レベルアップしたので現在レベル57です。

ルシファーは問います。「何のために戦うのか?」 唯一神に踊らされているに過ぎないと言い、かつて天使だった自身の身の上を語ります。 人間に知恵を授けるために地上に降りたルシファー。 人間は唯一神ではなくルシファーを崇拝するようになり、唯一神の怒りに触れました。 こうしてルシファーは魔界へ堕とされた。そこにいるバアルもかつてバビロニアの豊穣神だったと。 同様に討ち倒され魔界へ堕とされた神々と共に古の黄金時代を築くため、共に唯一神を倒そう、と。 承諾すると仲魔に加わります。魔王、ではなく魔神ルシファーはレベル100。 さらにルシファーの剣をくれます。 「これは呪われているゆえ、気をつけて使う事だ」そんな物騒なモノをくれなくても。 試しに装備しようとすると「真の勇者とは知力も優れていなくてはならない」というメッセージが。 知力16では不足ですか。

気がつくとテレポートしています。そこは魔界に来る際に平将門公に出会ったあの城。 再び将門に会うと、将門の兜を授けられます。

東京のサタンを粛清する、というルシファーの言葉に従い銀座へ。 鈴木カンパニーを警備するガードマンに話しかけると、 今まで入れなかったエリアにテレポートさせられます。 扉が多く敵が密集しています。おかげでレベル60になりました。

途中、台座に置かれた生首を発見します。なんと喋ります。 話があると言うので聞いてみると、鈴木社長がサタンである事を教えてくれます。

しばらく歩くと邪神アシュラに出会います。通りたくば我が刃をくぐって行けと言うアシュラに ルシファーが言います。「貴公の本来の姿を現したまえ!」 するとアシュラは全てを思い出し、体色が変わって魔神アフラマズダになりました。 アフラマズダも仲魔になります。レベル61。

アフラマズダの背後にある扉を開くと、そこは再び鈴木カンパニーです。 先ほどのガードマンが正体を現します。邪神ベルフェゴール。 そこそこ強力な敵ですが、ここでブフラオストーンを使うわけにはいきません。 何とか倒して社長室へ乗り込みます。

社長はガードマンの非礼を詫び、飲み物を勧めます。 麻痺毒なので断ると、社長は「皆さんの未来に乾杯」などと言って飲み干します。 空けたグラスを背後の壁に投げるサタン。 ルシファーに対しても「ずいぶんと小さく見えて見過ごしていました!お許しを!」と不遜な口調。 戦闘に入ると、サタンはほぼ先手を取るのでブフラオストーンはあまり効果がありませんでした。 一度目は不運にもマリオとピーチがムドハンマで死亡しゲームオーバー。 二度目の挑戦で勝利。今度は一度もムドハンマを使われませんでした。 レベルアップせず。

倒されたサタンは叫びます。「主よ!この者たちに神罰を!呪われよ、人の子よ、神に仇なす者よ!」 神殿風の謎の場所。延々と続く一本道。何者かの声が聞こえます。 「神に仇なす者よ、引き返せ。汝らの魂は未だ穢れてはおらぬ!」 「土くれより生まれたる者よ。私の滅びの時はこの世の滅びの時と知れ」 そして声の主である唯一神とご対面。唯一神は最後の選択を迫りますが戦う事を選択。 ここで唯一神に従うと、そのままエンディングになるんだったと思いますが確認する気力はありません。

唯一神Y.H.V.Hとの戦闘に入るとさっそくチェーンソー…は持っていないので地道に攻撃。 氷結が効かない唯一神に対してマリオとピーチは全く戦力にならず ひたすら防御しながらたまに自分や仲魔を宝玉で回復。 唯一神の魔法攻撃は強烈ですが単調なので、特にアクシデントもなく勝利。

気がつくと、ゲームのスタート地点だったシェルターに戻っています。 悪魔がいなくなったため、シェルターを閉鎖するらしく、みんな地上に出ようとしている様子。 デビルバスターをプレイしようとすると、「THE END」「GAME DESIGN BY A.NAKAJIMA」の表示が。 シェルターから出ると夕日が沈み、星空を背景にエンディングです。

総プレイ時間、約41時間。あー面白かった。

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